空き家で火災が起きる原因とは?その対策と責任の所在について解説

空き家で火災が起きる原因とは?その対策と責任の所在について解説

近年、空き家で起きる火災が増えており、空き家の所有者にとっては心配事の1つではないでしょうか。
火災が起きたときの所有者の責任や、事前に対策するべきことについて気になる方もいらっしゃると思います。
今回は、空き家で起きる火災の原因、対策と責任の所在についてお伝えします。

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空き家で火災が起きる原因は?

空き家で火災が起きる原因は、放火、タバコのポイ捨て、ガス漏れなどの爆発、配線機器のトラブルなどがあります。
なかでも、もっとも多い原因は放火です。
令和2年度に起きた火災の原因として、放火はその9.3%を占めています。
「ドアや窓の施錠がされていない」「人の気配がない」「敷地内が見えやすい」など、管理不足の空き家は放火犯に狙われやすくなります。
また、新聞や雑誌、草木など、周囲に燃えやすいものがある空き家も放火の被害に遭いやすいため、注意が必要です。

空き家の火災を防ぐ対策は?

空き家への放火を防ぐためには、まずは管理を徹底していくことが重要です。
常に人が出入りしている雰囲気を作り出すことが望ましいですが、遠方に住んでいたり、高齢だったりするなどの理由で定期的な管理が難しいこともあるかもしれません。
その場合は、自動照明や、管理人の存在を示すために業者名の入った看板を設置すること、異変が起きた場合すぐに連絡してもらえるよう、近所の方にお願いすることをおすすめします。
簡単に第三者が侵入できないように、常に物件に施錠しておくことも重要です。
敷地内にある物置についても、新聞紙や雑誌など燃えやすいものをできる限り処分したうえで施錠しておきましょう。
また、今後も空き家に住む予定がない場合は、空き家をそのままにせず賃貸物件として貸し出したり、売却、解体などを検討したりすることも1つの方法です。

空き家で火災が起きたときの責任は?

空き家で放火があった場合、放火した人は第三者となるため、空き家の所有者は基本的には責任を負いません。
しかし、所有者に重過失があった場合はこの限りではないので、注意が必要です。
たとえば、空き家の管理状態が悪く、放火犯が容易に建物内に入れる状況にしておいたり、建物周辺に新聞や雑誌など燃えやすいものを放置していたりしたときです。
この場合、所有者が簡単に第三者が火を出せる状況を作ったという判断となり、重大な過失とみなされ、損害賠償責任を負います。

空き家で火災が起きたときの責任は?

まとめ

空き家で火災が起きたら、管理状態が悪いと判断されると所有者が損害賠償責任を負うことになります。
周辺の家屋に延焼した場合、何千万という金額を負担することになるかもしれません。
所有している空き家が放火犯に狙われないように、物件に施錠する、自動照明をつけるなど、管理されていることがわかる状態を作ることが重要です。
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